Scrapboxは個人でもチームでも気軽に使える自作WikipediaのようなWEBサービス。2018年8月ごろに使い始めたところ、「最高の読書ノートツールやんけ!!」と感動し、以降もさまざまに活用している。
使い始めた当初からScrapboxにあった弱点、それは「iPadのキーボードでカーソル移動ができない!!!」ということだった。当時はiPad Pro (10.5 inch)をSmart Keyboard folioで使っていたので、「手軽に持ち運べるiPadでサクサクとScrapboxが使えるといいのに…」とよく思っていた。
これには一つ解決策があり、JavaScriptを使ってカーソル移動をできるようにするというもの。しかし、iPadでそれを実現するには1000円ほどする「JSBox」なるアプリを買って、コードを貼り付け、使用する度にそのアプリを介さなければならない、という制約があった。
そして、僕はそれを買って使っていた。アプリを介してScrapboxを使う上で一つ気になっていたのは「複数のページを開いて使用できない」というものだった。Scrapboxをはじめとした知的生産ツールを使う際、複数のページを開いて行ったり来たりしながら入力することが通常の個人的運用スタイルのため、「一つのページでしかカーソル移動を使えない」というのは使用を躊躇わせる要因の一つだった。
ちなみに、カーソル移動ができないのは「iOS」の仕様だったそうで、Scrapbox側の問題ではないらしい。しかし、2019年6月の時点で下記のようなツイートがされていた。
Scrapboxのエディタ上で長押しすると、パソコンと同様に、昔から当たり前だったかのように「カーソル移動」ができるようになっている。対応してくれたようで非常に嬉しい。これで気軽にiPadでもScrapboxが使える…
これまでiPadでScrapboxを使うのに「カーソル移動ができない」と思っていた人にできるようになったことを伝えたい。
全然関係ない話だけど、今、WorkflowyからNotionに移行して気になるのが「複数選択ができない」ということ。これができるようになると、ツールをまたいで「コピペ・貼り付け」するという一蓮の動作がかなりPCライクに近づく。「Workflowy」のときのようにただ把握してなかった場合もあるけど。何かやり方があれば誰か教えてほしい。