Profile
名前:青山俊之 | Toshiyuki Aoyama
大学生活で出会す出来事に対し「なにかおかしい」と思うことが重なり、気づけば研究の道に進んでいました。もともと大学入学当初はジャーナリストに進む進路を考えていたこともあり、自分としてはいまでもアカデミズムとジャーナリズムの精神を併せ持って活動しているつもりです。
大学院で主に学んだのは言語人類学や記号論で、専門はディスコース研究です。ディスコースは言語学では談話、哲学・社会科学では言説と訳され、両方を含めてディスコースと呼んでいます。日本の自己責任論から「日本人」の文化規範を深掘りしたり、情報社会における思想文化についても考えています。
主な業績
学位論文
- 青山俊之 (2024) 自己責任ディスコースの言語人類学的研究─中東地域日本人人質事件を題材に─, 筑波大学国際日本研究学位プログラム(未刊行)博士論文
学術論文
- 青山俊之 (2021) 自己責任ディスコースの詩的連鎖―ISIS日本人人質事件におけるブログ記事に着目して―, 社会言語科学 23 (2), p.19-34.
- 青山俊之 (2020) 自己責任ディスコースのメタ語用論的範疇化によるタイプ分析, 国際日本研究 12, p.121-136.
研究発表
- Aoyama, Toshiyuki. Fractal meanings and cultural logics: Metapragmatics of “jiko-sekinin (self-responsibility)” in Japan, The 18th International Pragmatics Conference, 2023年7月14日. (口頭発表)
- 青山俊之, 「いじり」をめぐるメタコミュニケーション──YouTube動画におけるゲーム実況とコメントを事例に, 社会言語科学会シンポジウム 第3回スチューデント・ワークショップ, 2022年9月3日. (口頭発表)
- 青山俊之, 井出里咲子, ゼミ的コミュニティ形成と責任の再考──言語人類学系ゼミを事例に, 言語文化教育研究学会 第8回年次大会, 2022年3月6日. (口頭発表)
- 青山俊之, 「自己責任論」の記号イデオロギーに関する言語人類学的分析──イラク日本人人質事件における初期報道に着目して, マス・コミュニケーション学会 2021年秋季大会, 2021年11月. (口頭発表)
- 青山俊之, Twitterを媒介に「感染」するイデオロギー──「過労死は自己責任」ディスコースを事例に, 社会言語科学会シンポジウム 第1回スチューデント・ワークショップ「ディスコースから捉える『自己の位置づけ』-4つのフィールドから-」, 桜美林大学, 2019年9月. (口頭発表)
- 青山俊之, サイエンスコミュニケーションと公共性──アカデミックディスコース実践としての『Share Study』,日本サイエンスコミュニケーション協会2019年度第1回研究発表会, 筑波大学, 2019年7月. (口頭発表)
- 青山俊之,文系学部廃止論争とはなんだったのか──批判的談話研究を用いた分析, 第42回社会言語科学会, 広島大学, 2018年9月. (ポスター発表)